6月25日(水)
今日は、娘が保育園から熱を出して帰ってきました。
だけど子どもというのは不思議なもので、熱があるというのにやたら元気だったりするものです。
体の中ではウイルスと戦っているはずなのに、本人はなんら普段と変わらずバクバク食べてよく遊ぶ。
大人になるほどウイルスとの戦闘に専念しないと勝てないということでしょうか・・・。
昨日、Kindleでイラストの描き方の本を買ったのです。
今日は思わず娘と一緒に過ごす午後になってしまったので、「せっかくだし」と思って、その本を見ながら一緒に絵を描くことにしました。
子どもと一緒にお絵かきをする午後って、ゆとりがあっていいなあ。
普段はなかなかそんな時間をとってやれてないなあ。と思いつつ。
ふと、昔のことを思い出したのです。
私がまだ小さかったころ、母にドレスの描き方を教えてもらった日のこと。
母は特別絵が上手だったわけじゃありません。だけど、私にも描けるような簡単なドレスの描き方を、教えてくれたのです。
上が三角、下がふわっと広がっていて、お姫様が着ているような、あのドレス。
そのときのことを、私はなぜかずっと覚えていて。
幼い頃の記憶なんてほとんど残っていないのに、あのときだけは、まるで特別な印のように、ちゃんと残っているのです。
ドレスが描けるようになったことで、私の中のお絵かきの世界はぱああああっと広がったのですよ。
「好きなものが、自分の手で描ける」って、子どもにとってはとんでもない魔法だったのだと思います。
だから今日は、私も母のまねをして、娘にドレスの描き方を教えてみました。
娘は4歳。人の絵はよく描いているけれど、身体は簡単に描いていて服らしい服は描いているのを見たことがありません。
最近はアクセサリーやプリンセスに興味を持ちだしたところだったので、きっとちょうどいい。
今の娘が描けるスタイルに合わせて、できるだけ簡単に、でも「ドレスっぽく」なるように工夫して教えてみました。
すると、娘はそれをもとに、自分でアクセサリーや模様を描き加え、とびきり素敵なプリンセスを完成させたのですっ!
娘はとても嬉しそうだったのですけれど、たぶん私のほうが100倍くらい嬉しかったと思います。
だって、彼女の絵に、初めて「上半身」と「下半身」が現れたのですよ。
感動!成長!日々親ばか!
彼女は、当時の私ほど絵を描くのが好きな子にはならないかもしれないですけれど、今日のこの1枚をきっかけに、どんな人や服や身体を、これから描いていくんだろう。どんな絵に変わっていくのだろう。
そう思うと、ワクワクがとまらないのです。
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